ゆる~くこだわれ~yuruyurara’s blog~

興味あれこれ、基本どんより。ゆる~いこだわり雑記です

『百鬼夜行(京極堂)シリーズ』新刊を待ちわびて

鵺の碑』出ませんね。

長編の最新作『邪魅の雫』から12年、

干支ひと巡りしてしまいました。

短編集『百鬼夜行 陽』からも既に6年です。

※2019.1.18記事を加筆・修正しました※

『鵺の碑』を待ちわびて

しつこいとはわかっていても、

月1で「京極夏彦 新刊」を検索し、

溜息をついています。

このシリーズを知ったのは高校時代。

かれこれ二十数年ほぼ同じ熱量のまま

シリーズ最初から7度ほど読破し現在に至ります。

京極夏彦との出会い

ダ・ヴィンチ』の特集

当時、本の雑誌ダ・ヴィンチ』を、

ちょこちょこ買っていました。

もともと読書好きなので役に立ちますし、

ファッション雑誌などと比べて読むところ、

字が沢山でお得感がありました。

ある時「美男子興国論」という特集で、

読者が選んだ現代美男子作家ランキング

が発表されていました。

1位は島田雅彦

2位が京極夏彦だったんですよね。

小さな著作紹介に釘づけ 

顔がどうこうは特に思わなかったのですが、

グラビアメインのページの小さな著作紹介に、

心理学、宗教学、民俗学……

毎度のことながら、著者の多学ぶりが

と書いてあり、興味のある分野ばかりだったので、

ひどく気になりました。

※ちなみに、なぜ詳しく書けるのかと言うと、

私が素晴らしい記憶力の持ち主だから、

ではなく、

1995年の雑誌がいまだ手元にあるからです。

 

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京極堂の世界へ

友人の協力 

雑誌を読んだ数日後、

年上のやはり本好きな友人と書店に行った際、

第1作『姑獲鳥の夏』を手に取り、

ページをめくったところ、これはと確信しました。

すると友人も、

面白そうなので自分が買って読んだら貸すよ

とお金のない学生に、

有難い提案をしてくれたのでそれに乗ることにしました。

本当は読みたくてうずうずしていましたが、

しばし我慢です。

 

一緒にハマる京極ワールド

賢い友人は、

あれこれつっこみどころがあるようでしたが、

結果としてはハマり、姑獲鳥を私に貸してくれた時には

第2作『魍魎の匣』を既に読み始め、

第3作『狂骨の夢』も購入していました。

私はと言えば、

ただただ楽しくてたまらず、

あっと言う間に読み終えてしまい、

友人にもう少し待つよう窘められる始末でした。

体に流れ込んでくる感覚 

知識の洪水がざぁっと体に流れ込む感覚、

ふとした事が伏線となっていたのに気付かされた瞬間の興奮。

あの時のわくわくはいまだに忘れることが出来ません。

しかも再読でもそれらが体験できてしまうのが、

百鬼夜行京極堂)シリーズ』です。

この次何が起こり、

誰がどんな事を言うかわかっていても、

空が白むまでページをめくる手が止められなくなります。

これでは何かの中毒患者と同じですね。 

来年こそは、新作出ますかね?