コメッコとグリコ・森永事件
風邪気味なので、
余っていたPLという粉薬を飲みました、
うっかり炭酸水で。
良く処方されるので飲んだことある方多いと思うんですが、
喉にがっつりストレート入れられる感じの
強烈な味なんですよねぇ。
それが、炭酸で口腔内に満遍なく広がって、うへぇと。
グリコ・森永事件(グリコ・もりながじけん)とは、1984年(昭和59年)と1985年(昭和60年)に、阪神を舞台として食品会社を標的とした一連の企業脅迫事件。警察庁広域重要指定114号事件。犯人が「かい人21面相」と名乗ったことから、かい人21面相事件などとも呼ぶ。
この事件に日本中が震撼していた頃、
田舎に住んでいた子供の私も恐怖を感じていました。
「お菓子に毒が混ぜられた」と騒がれていたからです。
「青酸カリが混ざってる」※本当は青酸ソーダです。
「味ですぐわかるらしい」
噂が飛び交っていました。
ある日、コメッコというお米のチップス菓子を
近所の方から頂きました。
たしか黄緑色の箱で、コンソメ味でした。
家でおやつに出されたそれを、
子供ながらにグリコだけど大丈夫なのかなぁと、
びくびくしながら口にしました。
ぴりっとした気がします。
「お母さん、青酸カリじゃないの?しみるよ?」
まぁ、何事もなく、こうして生きているわけですが。
土曜ワイド劇場、火曜サスペンス劇場など、
2時間ドラマを母と一緒にみていた子供でした。
探偵に追い詰められても永遠に捕まらない為、
指輪の中に仕込んでおいたり、
政略結婚に邪魔な相手の隙を見て飲み物に入れたり……
あの世界では頻繁にお出ましになっていて、
妙なお馴染み感があったもので、
すぐ結び付けてしまったのもあると思います。
今にして思えば、
怯えながら口にしたものの、
未体験の食べ物で予想していなかった味と、
当たったのがちょっと味の濃いところで、
びっくりしただけだったんでしょうけどね。