ゆる~くこだわれ~yuruyurara’s blog~

興味あれこれ、基本どんより。ゆる~いこだわり雑記です

夢と現と『EACH OTHER』

「住の江の 岸による波 よるさえや 夢の通ひ路人 めよくらむ」

百人一首18番、藤原敏行朝臣

住之江の岸に寄せる波の「寄る」に掛けるわけじゃないけれど、

「夜」でさえ人目を気にして夢へも会いには来てくれないんですね。

みたいな意味の歌です。

 平安時代、想い人が夢に出てくるのは、

夢の中の道を通って会いに来ていて、現れないのは、

相手の気持ちが弱いからだと考えられていたそうです。

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 楽しかった頃や幸せだった頃の夢をうっかりみると、

続きを欲して二度寝してしまいます。

そうです、現実逃避です。

当然、成功などしませんが、

だからこそでしょうか、思ってしまいます。

その夢の方が現実だったらいいのになと。 

 

「そう思い出なんて 時が経つほど本当以上に 

 美しく心に残るから 人は惑わされる」

(『EACH OTHER槇原敬之

 

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思い出は美化されてしまうもの、

言葉ではわかってはいるんですけどね。

 

ボタンの掛け違えは

途中、又は最後まで閉め、ずれていたことに

気付けばやり直します。

でも、もし永遠に気付かなければ?

夢が現実で、現実が夢にならないでしょうか。

そう簡単にはならないですよねぇ(苦笑)