イグノーベル賞とミステリアスな粘菌
前回、カエルの輪唱が通信障害緩和に繋がるかも
というお話を紹介しましたが、
実は最初、目にした時はイグノーベル案件かな?
と思ったんですね。
イグノーベル賞
初見ではイグノーベル賞っぽい!と思ったのですが、
記事をきちんと読む限り、
❝笑わせ要素❞的なものありませんでした。
イグノーベル賞(イグノーベルしょう、英: Ig Nobel Prize)は、1991年に創設された「人々を笑わせ、そして考えさせてくれる研究」に対して与えられるノーベル賞のパロディーである。
犬と話が出来るというバウリンガルの受賞時、
大々的に報じられて以来、毎年話題になりますよね。
私でも興味を持つような、
変わった研究の記事とか目にすると、
すぐ結び付けてしまう悪癖がついてしまいましたが、
いつも楽しみにしています。
ミステリアスな❝粘菌❞の魅力
2回受賞、粘菌の研究
日本人の受賞した研究で私が特に好きなのは、
2008年、粘菌にパズルを解く能力がある
2010年、粘菌で鉄道路線の最適ルートを設計する
受賞2回目は、最初の研究を発展させたものです。
テレビでも良く目にしたので、
覚えておられる方も多いと思うのですが、
迷路のスタートとゴールに餌を置き、
粘菌を入れると最短距離を選択するというもの。
一旦、迷路全体に粘菌が広がり、
その中から餌→餌の最短ルート部分のみを残して、
他はなくなるんですよね。
動物と植物の間?
かの天才南方熊楠が研究していた、
動物でありながら植物の性質を持つという粘菌。
どうにもミステリアスで、わくわくする存在です。
変形体と呼ばれる栄養体が移動しつつ微生物などを摂食する“動物的”性質を持ちながら、小型の子実体を形成し、胞子により繁殖するといった植物的(あるいは菌類的)性質を併せ持つ生物である。
ちなみに私の大好きな京極夏彦の
関口巽も、作家になる前は粘菌の研究をしていました。
探偵ナイトスクープ
そもそも、粘菌の存在を初めて知ったのは、
『探偵ナイトスクープ』でした。
その時の依頼、かなりうろ覚えなんですが、
「犬を散歩させて帰ると、
お腹に変な物体が付く。
宇宙生命体かも知れないから調べて」
みたいな話。
朝、犬を公園とかに連れ出して戻ってくると、
お腹に黄色いスライム状の謎の物体が
べたっとくっいている。
で、いつも通りのなんやかやがあって、
専門家が登場、これは粘菌です。
といった感じだったように記憶しています。
ふわっとした事しか書けてませんが、
それで、あの不思議な生物を知り、
気になる存在になった事だけは確かです。
しばらく、湿ってる所見掛けると、
そわそわしました。
その頃子供じゃなかったですけど。