寄席と大河ドラマ『いだてん』
「会~いたかばってん 会~われんたい」
大河ドラマ『いだてん』劇中の『熊本自転車節』です。
綾瀬はるかの微妙な歌声が癖になり、
気が付くと口ずさんでしまいます。
オリンピックへの興味
オリンピックか、興味無いなぁ。
東京で開催されるとお祭り騒ぎのようですが、
どこの国でやっていても、あまり関心が持てません。
まぁ、少数派なのでしょうが。
テレビも通常の番組をやらなくなったりして、
いい迷惑だなとか思ってしまいます。
それより、早く次の大河、
『麒麟がくる』の、
こんな私にとって、今年の大河ドラマは、
全くもってノーマークでした。
正月の寄席にて
代演の古今亭菊之丞師匠
以前の記事でも書いたのですが、
年明け、鈴本演芸場初席で寄席を楽しんできました。
私が行った1月6日は、柳家喬太郎師匠の代演として、
2部のトリ、古今亭菊之丞師匠が高座を務めていました。
きょんきょん(喬太郎師匠)が観れないのは残念だけど、
菊之丞師匠は好きなので、私的にはOKでした。
落語の❝マクラ❞
落語では、噺の本編を始める前、
❝マクラ❞と呼ばれる、前振りみたいな部分があります。
自己紹介や、最近の出来事、世間話、
これからする演目の簡単な解説、
等、内容は人によって様々です。
このマクラ、
場の雰囲気を掴み、自分の空気に変え、
自然な流れで噺へ移行する効果があります。
とか言うのが基本なのですが、
中には完全に自分が話したい事を話すだけで、
急に噺に入るので面喰ってしまう方も。
でも、客席は演者さんの世界に包まれてしまっているので、
それはそれで楽しいものだったりします。
落語会と寄席の違い
全てではないのですが、
落語会では
・演目が最初から決まっている
・事前にどの噺をするか、発表してある
といったパターンが多く見られます。
対して寄席は、
・出る順番は決まっているが、演目は決められていない
・自分の出番より前の人と同じ、又は内容が被る噺は基本NG
高座に上がるまで、どの噺をかけるか決める事が出来ない、
ライブ感がより強いのが寄席の面白さの一つです。
寄席におけるマクラの重要性
座布団の上の噺家さんたちは、
マクラを話しながら席を眺め、
客層や、どんな事に反応するかを瞬時に判断し、
噺を決めるのだそうです。
その時の頭の中、
すごい勢いでシナプスが飛び交っていそうですよね。
初席の菊之丞師匠のマクラ
そんなマクラで菊之丞師匠がお話になったのが、
今年の大河『いだてん』の落語指導をされているという事。
落語を好きになってからの歳月が浅いので、
それに関するものには手を伸ばしてしまう私です。
❝昭和の大名人❞の一人、
古今亭志ん生師匠が重要な役割で登場するという、
『いだてん』に俄然興味が湧きました。
『いだてん』の感想
3話まで観た感想としては、
宮藤官九郎脚本のせいもあるのか、
テンポ良く進み、軽いので疲れない。
テーマに関しては本当に興味が無かったので、
出てくる人たちの予備知識がほとんどありません。
なので、気になった人をネットで調べてみたりしてます。
落語関連部分も、
へぇ、そうなんだぁと思いながら観ています。
ただ、ちょっと話があちこち行き過ぎていて、
もう少し落ち着いて欲しいような気もしますかね。
今のところ継続して観ている感じですが、
とりあえず一番印象的なのは、
綾瀬はるかの『熊本自転車節』です(笑)