ゆる~くこだわれ~yuruyurara’s blog~

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湯島天神で落語会 ぎやまん寄席第174回(2019年2月20日湯島de落語柳家三三ひとり会)

「座布団一枚あれば落語はどこででも出来る」

噺家さんが良く仰る言葉なのですが、

あの、湯島天神で落語会が開かれているってご存知ですか?

 

ぎやまん寄席湯島de落語

この落語会は、東京長崎で開催されており、

東京では湯島天神で開かれています。

社務所の隣にある参集殿が会場で、

絨毯敷きの為、土足は厳禁。

靴は脱ぎ、靴箱もしくは

置いてあるビニールに入れて持ちます。

全席自由で、開場時間になると、

オールスタンディングのライブみたいに、

チケットの番号順に入場が促されます。

もし番号が後ろでも、

場合によってはかなり良席に着ける場合もあります。

今回私も、3列目で聞くことが出来ました。

大体200名分位の椅子が、

観やすい状態に並べられています。

ただ、ホールなどと違い、床が平坦な為、

どうしても後方が観にくくなってしまう、

その点をカバーするべく、

ちょっとびっくりする程、

高目の位置に高座が設けられています

私は何度か柳家三三師匠の会に行っているのですが、

背が180cm近い方なので、

毎回天井との差が狭く、頭上を気にされるのがお約束です。

また、マイクは使わず、

噺家さんの生声で落語が聞けるのも、

この会の大きな魅力の一つです。

柳家三三ひとり会

今回の演目 

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よどみなく流れるような言葉さばき

とでも言ったらいいのでしょうか、

それが聞いていてひどく心地いいと感じさせられるのが

三三師匠の落語です。

大工調べ』での高速啖呵(笑)は、

今回も期待通りでした。

噺家さんの対応力アクシデントもネタに

この日はちょっとしたアクシデントがありました。

質屋蔵』の噺途中で、

高座の斜め上にあるスピーカーから

何度も雑音が聞こえてきたのです。

耳を凝らすと、普通に雑談をしているような音。

当然、会場中が気にしていたのですが、

さすがは、三三師匠。

うまいこと噺の中に、

社務所の方に言ったらどうか」

「マイクを切ったらいいんじゃないか」

とかいったセリフをさらりと、且つ幾度も加え、

その状況も取り入れ、

ネタとして笑いにしてくれました。

 噺の筋立て、台詞回し、仕草

それらをきちんとこなした上、

 場の状況をアドリブで取り入れる対応力

こうしたところが、噺家さんのすごいところです。

仲入り(休憩)後に聞いたところによると、

どうもその日、某テレビ局夜のニュースで、

湯島の梅園中継があったらしく、

その電波のせいだったそうです。

何もその日でなくても、とは思いつつ、

レアな体験でもあり、お得だったかも知れませんね。

ぎやまん寄席チケット入手方法

チケットはプレイガイド取扱いはしていません

 ・「ぎやまん寄席」で検索

 ・メールで申し込み=受付

 ・返信に記載してある口座に代金振り込み

 ・ハガキ=チケットが届く

びっくりな高さの高座に座る噺家さんの、

生声の落語をたっぷり聞ける面白い会ですよ。

ちなみにこちら、今後のラインナップです。

 

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