ゆる~くこだわれ~yuruyurara’s blog~

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プライム落語 これぞ小粋な江戸落語の三人会(2019年3月16日大田区民ホールアプリコ)

10年以上ぶりに蒲田まで出掛け、

なんとも豪華な三人会『プライム落語』を聞いてきました。

柳家権太楼師匠・古今亭菊之丞師匠・柳家三三師匠、

私の大好きな噺家さんばかりです。

 

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蒲田の思い出は食べ物の事ばかり

10年以上前、住んでいた場所が比較的近かったので、

蒲田には時折行った事がありました。

なぜか思い出すのは、

食べ物屋さんの事ばかりなのですが。

你好(ニイハオ)別館

最初に思い出すのが、

餃子で有名な你好(ニイハオ)別館

本館めざしてたら混んでいて、

近くにあるという事でそっちに行ったんですよね。

地下にあるので、店内の様子が伺い知れないし、

今はどうだか知りませんが、

当時は入ったら、

まるで現地の食堂みたいな雰囲気。

ちょっとべたつく、

ビニールクロスのかかったテーブルで、

同行者と若干びくつきつつ食事した記憶があります。

tabelog.com

コムシェソワ with餃子工房

ここはローストビーフに包まった

ハヤシライスが有名なお店で、

当時、良くテレビにも出ていました。f:id:yuruyurara:20190317170114j:plain

(出典:食べログ

掲載保留になっているので、

もう閉店しているみたいですね。

tabelog.com

まあ、私が行ったのも相当前の事ですからね。

寒くて帰りに頭痛がしてきたので、

結局どこにも寄らずまっすぐ帰ってきましたが。

プライム落語

今回の演目 

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古今亭菊之丞師匠

今年の鈴本演芸場初席でも仰っていた通り、

大河ドラマいだてん』の落語監修をされています。

マクラがその話からだったので、

くるかなと思ってたらやっぱりきました、

ピエール瀧の話、仕方ないんですけど。

しかも瀧主演のドラマ『64』にも、

菊之丞師匠は出ているので、踏んだり蹴ったりだと。

私は瀧が大好きですし、

好きになった当初から薬物に手を出していた事、

かなりショッなので、また涙ぐんでしまいました。

その上、講談師の神田松之丞はやってるに違いないとか、

ブラックジョークも今回に関しては、

正直笑えませんでした。

多分、他の人の問題だったら私も笑っていられたんですよ、

ただ、中学時代から好きな瀧なんで……

柳家三三師匠

自分の勝手な精神状態なのですが、

何となく気持ちが晴れないまま菊之丞師匠が終わり、

次は三三師匠です。

淡々としたマクラから、

いつも通り会場の雰囲気をご自身の物に

がらり変えてから、噺に入られました。

演目『締め込み』は、

以前寄席で柳家さん喬師匠が演じられているのを

聞いたことがあります。

同じ演目でも、当然、演者によって違いますし、

もし演者が同じだとしても

その時々によって味わいが異なるのが落語の魅力の一つです。

三三師匠が演じる、

口数が多く、きっぷのいい頭の回転の早い女房と、

早とちりで焼餅をやく、不器用な職人の夫のやりとり、

聞いていて、とても気持ちがいいもので、

心の中のもやもやを、さっと消し去ってくれました。

柳家権太楼師匠

仲入り(休憩)を挟んで、

トリは権太楼師匠です。

出囃子の『金毘羅船々』が流れてくるだけで、

うきうきして、笑顔になってしまいます。

実は以前、師匠の独演会で、

1番前の席に座る機会があったのですが、

あの、くしゃぁっとなるお顔を拝見しながら

噺を聞いていて、

思いっきり目が合っていたのにも関わらず、

笑いが止まらなくなった事があります。

今回の演目『井戸の茶碗』も、師匠ならでは。

弱い立場の人が、困り事を持ち込まれ、

焦って前のめりに返事をする感じ、大好きです。

爆笑に次ぐ爆笑で、終演となりました。

 

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