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進研ゼミの付録で知った『最後の春休み』(ハイ・ファイ・セット)

昨日に引き続き、この時期になると思い出す曲。

中学生時代、進研ゼミの付録で知り、

なんとも心に染みたのが、

ハイ・ファイ・セットの『最後の春休み』です。

 

進研ゼミの付録で知った曲 

中学生時代やっていた進研ゼミで、

卒業記念プレゼントCDというのが付いてきまして。

それがこちら↓

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年齢もバレバレですが、26年前の物です。

持っています、好きな曲入ってるんで、

実家に置いてこずにです(笑)

このCDは、

教科担当の各先生❞という設定キャラからの、

 ・卒業に向けてのメッセージ

 ・❝各先生❞が選んだ曲

というのが交互に入っているというものなのですが、

そのチョイス、かなり私好みだったんですよね。

 『FOR YOU』 尾崎亜美

 『BYE BYE』 山下久美子

 『卒業写真』    荒井由実 

 『最後の春休み』  ハイ・ファイ・セット

 『時代』      薬師丸ひろ子

 『虹の都へ』    高野寛

 『未来はきみのもの熊谷幸子

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『最後の春休み』とは

で、確か、理科担当のキャラの方が選んだのが、

ハイ・ファイ・セット最後の春休み』(1979年)

この曲は昨日に引き続き、

松任谷由実が作詞作曲で、

ハイ・ファイ・セットに提供した曲です。

ほんと、ユーミンの曲って、すごいですよね。

例によって、ざっくりとした曲の内容としましては、

 「卒業後の春休み忘れ物を取りに高校行って

  ひっそり片思いしてた子の事を考える女の子

のお話です。

人知れず思っていた淡い気持ち  

春休みって、夏や冬の休みと違って、

なんとなくそわそわする感じしませんでしたか?

進学やクラス替え、

そういうのなくても、年度が替わり、

新しい環境に入る前の準備期間

少しずつ暖かくなってきて、

場所によっては桜も咲き始まる。

でも風はまだ少し冷たくて、

期待や不安が入り交じった心と同じで

天気もなんだか落ち着かない

 

春休みのロッカー室に

忘れたものをとりに行った

ひっそりとした長い廊下を

歩いていたら泣きたくなった

目立たなかった私となんて

交した言葉数えるほど

アルファベットの名前順さえ

あなたはひどくはなれてた

 

学校に忘れ物を取りに行く、❝元生徒❞の女の子。

ついこの間まで何も考えず歩いていた廊下で、

ふと目に涙が浮かぶのは、

心に秘めていた淡い恋心を思い出してしまったから。

「名前順」が離れていた事すら恨めしく思う程、

相手との接点はほとんどなく、

本当にひそやかに見つめていたんだと思います。

わずかな共通点すらも 

 

もしもできることなら

この場所に同じ時間に

ずっとずっとうずくまっていたい

もうすぐ別の道を歩き

思い出してもくれないの?

たまに電車で目と目があっても

もう制服じゃない

  

ほとんど話したこともないような2人、

その共通点はきっと、

同じ学校のクラスメイト

って事のみだったんでしょう。

淡い気持ちを抱えながら、

見つめていた彼とのつながり=学校

でも、もうそれぞれ別の進路が決まり、

最大の共通点すら失われてしまうんです。

もし電車で彼を見掛けたら、彼女は気が付くでしょう。

でも、制服を着ていないただの❝元クラスメイト❞を、

彼が気付く可能性は低そうです。

春の風が運び去る切なさ

女の子は、思っていた彼の席に座ってみます。

そして机の中に、めんどくさがりの男の子っぽい、

取れてしまってそのままにしておいたのだろう、

ボタンの忘れ物をみつけます。 

 

もしもできることなら

この場所に同じ時間に

ずっとずっとうずくまっていたい

もうすぐ別の道を歩き

思い出してもくれないの?

そよ風運ぶ過ぎたざわめき

今は春休み 今は春休み

 最後の春休み

  

一緒に話したり、笑い合ったり、

なんてことはなかった、

けれど、2人が共に過ごした教室

そこから離れてしまえば、

もう彼の姿を見る事も出来ない。

でも、自分たちは既に卒業してしまった。

春のそよ風が、

ほんの数日前まで学校に響いていた、

あのざわめきさえも運び去ってしまう。

自分はずっと、このままここにいたいのに。

 

 『最後の春休みハイ・ファイ・セット

www.youtube.com

なんとも切なくて美しい、青春の一場面ですよね。

まぁ、いつも通り、

私には似たような体験は無いので、

妄想全開で書きました。

ただ、高校卒業の時には、

進学で初めて別の土地に行くことや、

親しかった人と離れ離れになってしまう不安が大きくて、

自分で選んだはずなのに、

「ずっとずっとうずくまっていたい」

と思いながら、何度もこの曲を聞いていましたね。