なんだかんだで西島秀俊『さよならみどりちゃん』と『きのう何食べた?』
昔、職場で俳優は誰が好きかという話に良くなりました。
色々な人の名前が挙がるのだけれど、
で終わるパターンがすごく多かったんですよね。
トータル的に高評価な2人
当時20代、女性職場の、たわいない話です。
その頃流行っていた人の名前はあれこれ挙がり、
ああでもないこうでもないと不毛な会話で盛り上がり、
「なんだかんだで」2人に落ち着いていました(笑)
かっこいい、演技うまいし、雰囲気も好き、
なんかトータル的に高評価だったんですね、
私たちの間では。
西島秀俊の魅力
私はその2人だと、西島秀俊を推していました。
『あすなろ白書』(1993年)
の悲しい松岡役で観ていた時は、
繊細な役の合う人だなぁ位に思ってただけなんですが、
数年後、偶然テレビで深夜にやっていた映画
『世界のおわりという名の雑貨店』(2001年)
で、なんかいいな、って気になり出しました。
そういう役が多かったからかも知れませんが、
繊細で、生き難そうな、切なげな表情が好きです。
『世にも奇妙な物語』(2004年)の
『過去からの日記』も、印象深く残っています。
『さよならみどりちゃん』
西島秀俊の❝自堕落❞体型
今でこそ西島秀俊=細(?)マッチョ、
の肉体美が周知の事ですが、
以前はそういった感じではなく、
むしろ役柄同様、細身イメージでした。
でも、その認識を改めさせられたのが、
映画『さよならみどりちゃん』(2005年)
を観てからです。
この作品は南Q太のマンガが原作です。
平凡なOLのゆうこはカフェの軽薄な店員ユタカと
初めてセックスした日、
彼にはみどりという彼女がいることを知る。
ユタカに翻弄され、都合のいい女にされていることも
良く理解している。
それでも離れられない。
ゆうこの揺れ動く気持ちと
二人の畷昧な関係を描くラブストーリー。
(出典:Wikipedia)
この、❝カフェの軽薄な店員ユタカ❞を演じたのが
西島秀俊です。
優しいし、人当たりもいいけれど、
適当でかなりろくでもない男性。
そのキャラクターの自堕落な感じに、
体型合わせたんじゃないかなぁと。
お腹とかを始めとして、
全体のフォルム、だるっとしてるんですね。
だから、いつもの❝っぽい役❞とはかなり違ってたけど、
そのダメ人間ぽさ、違和感なくて、
すごくうまく表現されていた気がしました。
この映画の❝ろくでもない❞西島秀俊、
私はかなりお気に入りです。
余談ですが、主題歌、唄うのは奥村愛子ですが、
荒井由実の『14番目の月』です。
歌詞が主人公の女性の気持ちとリンクしています。
『14番目の月』奥村愛子
ストイックな役作り
実際『サヨナライツカ』(2010年)では、
・老後シーン→13kg増
からの、
・若年シーン→15kg減
を1ヶ月でやってのけたらしいですし、
大河ドラマ『八重の桜』(2013年)では、
大変話題になった、あの、
ムキムキボディを仕上げてます。
それを思うと、以前から、
体型コントロールも役作りの内として、
やはり『さよならみどりちゃん』の時も
意識してだるんとしたんでしょうね。
きのう何食べた?
そんな西島秀俊、
4月からテレビ東京でドラマ化される、
主人公の弁護士、筧史朗を演じる事は、
既に沢山の方がブログでも書かれていますので、
ご存知の方も多いですよね。
このマンガ、好きなので、
自分の脳内キャスティングしていた時には、
シロさんは佐々木蔵之介をイメージしていました。
白だしのCMしてたのも影響してたんでしょうけどね。
でも、ビジュアル公開されて、
(出典:モーニング公式サイトより)
もう、これは!な感じですよね。
原作者が仰ってる通り、
「ここまで似せなくとも…」
とは言え、
これだけ寄せて頂けたら、ファンとしては文句なしです。
動画も公開されました。
ケンジ役の内野聖陽も、演技派だし、
ドラマがこんなに楽しみだなんて、久々です。
4月5日(金)もう毎週録画の予約しちゃいました。
シロさんの作るお料理が、
どれも美味しそうなものばかりですから、
ゴローさんの『孤独のグルメ』同様、
又も❝深夜の飯テロ❞、
仕掛けられちゃいますね(笑)