神谷バーで憧れの電気ブラン 上野・浅草桜を愛でつつ呑み歩き(浅草編2)
知人に誘われ、お花見に上野と浅草へ。
前回に引き続き、今回は浅草話の続きです。
『電気ブラン』てご存知ですか?
明治時代、浅草『神谷バー』発祥のカクテルです。
神谷バー
お世話になっている年配のご夫婦のお誘いで、
上野・浅草にお花見に出掛けました。
浅草1丁目1番1号
『神谷バー』へ。
駅から1、2分、とっても駅チカです。
ここは、かの電気ブラン発祥のお店です。
名前は知っていたのですが詳細は不明。
謎の飲み物好きなので、前からかなり気になっていました。
レトロ感ある入り口の写真も撮りたかったのですが、
ずっとそこにいらっしゃる東南アジア系の女性が……
そこを編集したので↓な有様ですみません。
神谷バーのシステムと営業時間
こちらは基本、
・入り口にあるレジで食券を購入
・席で、客席担当の方に声を掛ける
・食券を渡すと、席に注文の品が運ばれてくる
といった感じ。
営業時間が、
・11:30~22:00(火曜定休)
だからでしょうか、
夕方5時ちょっとでも割と混んでいたので、
先に席を確保してから、食券購入が良いと思います。
謎の飲み物『電気ブラン』
憧れの電気ブランを味わう
夕方になり、少し肌寒さを感じていたのと、
メニューにあったらどうしても頼みたくなるのが、
煮込み(580円)です。
電気ブランがどんな味かわからないので、
合わないかも知れませんが取りあえず。
上に乗っているのは玉ねぎです。
電気ブラン(270円)は
基本ストレートだそうなので、
チェイサーの水がセットです。
どきどきしながら一口目。
お、好きな味だ!
その時は面白いので、
事前の知識無しで呑んでみたのですが、
・ブランデーっぽい、ぼわんとする感じ
・薬草っぽいさっぱり感
という薬草を漬け込んだポーランドのお酒)
を初めて飲んだ時とちょっと似てるなって感じました。
ハイカラ感漂う名前の由来
なんか、ハイカラ感が漂うネーミング、
昔からとても気になっていました。
(ちなみに電気グルーヴ好きとは全く関係ないです。
しかし、最近の卓球のTwitter、最高です。
さすがは電気!)
明治時代、まだ❝電気❞が珍しかった頃、
それを頭に付ける事によって、
目新しい物という印象を持たせる為だったそうです。
❝ブラン❞はブランデーベースだから。
材料は、秘密配合の、
・ブランデー
・ジン
・ワイン
・薬草
との事、私の舌、満更でもない?(笑)
度数が結構高いようなので、
お酒に弱い方はちょっと厳しいかもですね。
❝おとぎ話のぶどう酒❞の味ハチブドー酒
他にも気になる物があり、注文してみました。
香竄葡萄酒(370円)と
ハチブドー酒(350円)です。
「輸入された当時、
本格的なワインに馴染みがなかった日本人の為に開発された」
そうで、ワインに漢方や蜂蜜を入れてあるそう。
子供の頃読んだ、おとぎ話には、
❝ぶどう酒❞って良く出てきましたよね。
なんだか、甘くて美味しそうと勝手に想像していました。
ワインのことなんで、
大きくなってから初めて味わい、甘くはなく、
当然なんですが、おぅ、そっか。
となったわけです。
小さなワイングラスに入った、
ハチブドー酒は、呑んでみると甘いワイン。
まさに、思い描いていた❝おとぎ話のぶどう酒❞が、
それでした。
久々のほろ酔い気分
・上野公園で缶ビール2本
・肉の大山でクエン酸サワー1杯
香竄葡萄酒1杯
ハチブドー酒(白)1杯
体調崩してからずっと控えていたお酒を限定解禁、
久しぶりに呑んで食べた1日。
そういえば、お酒のみならず、
揚げ物食べたのも数か月ぶりでした。
ご夫婦の奥様は「娘みたいに思ってるわ」
と仰って、気遣ってくれます。
旦那様とは、歴史話でお互いの見解を戦わせたり、
楽しい時間を過ごせます。
お二人のご厚意に甘え、出掛け、
とても良い時間を過ごし、ほろ酔いで帰宅しました。