宇宙の掃除、日本が一番乗り?
という新聞記事をひと月程前に見掛け、
気になったので少し調べてみました。
宇宙に反応してしまう
危険なスペースデブリ(宇宙ごみ)
4月3日の読売新聞の記事によると、
宇宙航空研究開発(JAXA)は民間企業と共同で、
宇宙空間を飛ぶ人工衛星の残骸などを除去する
新たなビジネスの開拓に乗り出す。
との事です。
運用を終えた後の人工衛星の残骸や、ロケットの一部が
このスペースデブリ、大きさ10センチ以上の物だけでも、
約2万個あるそうで、
稼働中の衛星などに衝突すると被害が生じる為問題になっています。
以前、岐阜かかみがはら航空宇宙博物館に行った際、
「10ミリ以上のデブリに関しては、
NASAやJAXAの管制室で監視しており、避ける事が出来る」
という説明を伺いました。
耐久性と軽量化のバランスが求められる世界、
日本の国際宇宙ステーション(ISS)きぼうの外装は、
監視困難な10ミリ以下のデブリ衝突に持ち堪えられる
ギリギリの厚みと構造なのだそうです。
それを考えると、
どうしても避けられず、
その10倍以上の大きさのデブリが衝突などしたら、
甚大な被害が起きてしまう事はたやすく想像出来ますよね。
日本が宇宙の掃除に一番乗り?
JAXAは宇宙ベンチャー企業の「アストロスケール」と共同で、
スペースデブリの除去=宇宙の掃除に挑戦するそう。
今後の計画としては、
という実験が行われ、2025年までに商業化をめざすとのことです。
なんだか壮大な計画、わくわくしますね。
宇宙に敏感
『宇宙兄弟』の影響で
数年前『宇宙兄弟』のアニメ&マンガにハマってから、
宇宙関係に興味を持つようになりました。
そこから、つくばのJAXAや、
岐阜かかみがはら航空宇宙博物館にも行きました。
新聞などを眺めていても、JAXAの文字を見掛けると、
おっ?とつい反応してしまうんですよね(笑)
宇宙ベンチャーの「人工流れ星」計画
宇宙ベンチャー企業って、
ロケット関係なんかは良く目にしますが、
他にも色々あるんですね。
4月21日の読売新聞の記事には、
「人工流れ星」23年に延期というものも。
こちらは「ALE(エール)」という会社が計画していたそうで、
約400個の金属粒などを搭載した人工衛星を
昨年12月に打ち上げ準備を進めてきた。
計画では高度約400キロメートルを回る人工衛星から
金属粒を放出、高度60~80キロメートル付近で
高熱になった粒が青やオレンジ、緑など5色に光る
「人工流れ星」を楽しんでもらう。
という筈だったのですが、
肝心の金属粒の放出が出来ず、地上からの復旧が不可能となり、
2022年後半に衛星打ち上げをし、
再チャレンジは23年になるそうです。
夜空を彩るスケールの大きな花火?みたいな感じなのでしょうか。
こちらも楽しみです。
とか思ってPR動画を見たら、全然違ってました。
❝5色の❞に引っ張られ過ぎた貧困な想像力にがっかりです(笑)