邪馬台国でカエルは神聖視されていた?
邪馬台国候補地の一つ、
奈良県の纏向(まきむく)遺跡から、
カエルの骨が117点出土したそうです。
邪馬台国候補地
少し前の記事で目を引くものがありました。
歴史もカエルも大好きな私が気になったのはこちら。
以前から邪馬台国の候補地は、
・九州説
・畿内説
二つの論争に分かれ研究されていましたが、
最近は畿内説支持の方が優勢な印象です。
特に、奈良県の纏向(まきむく)遺跡は、
最有力と目されているようで、
そこから何か出土する度、大々的に報道されていますよね。
纏向遺跡からカエルの骨
記事によると分析されたカエルの骨は、
3種12匹程度のものと判明した。
多くが、祭祀(さいし)に使われた
とみられる大量のモモの種や
魚の骨などと同じ層(3世紀中ごろ)から出土
(毎日新聞4月25日より)
したらしいです。
ちなみに出土したのは、国内生息の3種。
二ホンアカガエル↓
ツチガエル↓
(画像がみつかりませんでした)
9月29日まで展示されているそうです。
私は京都より奈良が好きで何度か訪れています。
行けたら行きたいところです。
カエルが出土した意味とは?
桃の種がまとまって沢山出土した際にも、
不老長寿や縁起の良い物として扱われており、
祭祀に用いられていたのだろう、
という事でかなり話題になりました。
今回はカエルです。
現在でも、
「無事に帰る=カエル」
なぁんて感じで交通安全や旅のお守りとして、
人気があったりします。
当時はどういった意味を持って、
用いられていたのかしら?
と思っていたら、他の新聞で解説がありました。
カエルは毎春、冬眠から目覚める事から、
よみがえりや再生の象徴とされ、
祈りの対象だった。
(読売新聞4月26日より)
今より更に厳かな意味があったようです。
かわいいだけでなく、神聖な生き物として、
私の中でカエルの株が更に上がりました(笑)
邪馬台国の場所について思う事
しかし、邪馬台国の場所って、
謎のままがいいか、解明して欲しいか、
正直微妙なところがあります。
勝手な意見なんですけど、
夢見がちな私としては、
ロマンのままでもいいような気がしてしまうんですよね。
気になるから、記事に目が行ったり、
歴史番組とかも観ちゃうんですけど。
❝卑弥呼の存在ですら揺らいでいる❞とか、
新情報入ってくると、へぇと思う反面、
残念な気持ちも湧いてくる。
研究なさっている方たちが、
謎の解明に真剣に取り組んでいらっしゃる
のはわかってるんですけどねぇ。