ゆる~くこだわれ~yuruyurara’s blog~

興味あれこれ、基本どんより。ゆる~いこだわり雑記です

本日発売 京極夏彦『今昔百鬼拾遺 河童』

3ヶ月連続刊行の京極夏彦百鬼夜行シリーズ

のスピンオフ的作品の第2弾『今昔百鬼拾遺河童

本日発売しますね。

 

 『百鬼夜行シリーズ』とは

京極堂シリーズ』とも呼ばれるこのシリーズは、

京極夏彦の作品です。

第二次大戦中~戦後、

昭和20年代の日本が舞台となっています。

妖怪に纏わる複雑怪奇な事件を、

宮司で拝み屋の古書店主「京極堂」こと中禅寺秋彦が、

憑き物落とし」で解決するミステリーです。

私が何年も愛してやまないシリーズで、

何度かブログでも熱い思いを書いています。

よろしければ、覗いてみて下さい。

 

yuruyurablog.hatenablog.jp

 

yuruyurablog.hatenablog.jp

本編の最新作が、タイトルだけ発表されたまま、

刊行されず早13年。

その途中、短編集などは出たんですが、

やはり、本編こそを待ち望んでいる次第なんです。

スピンオフ的シリーズ『今昔百鬼拾遺』

で、今回、

4~6月の3ヶ月連続刊行で

百鬼夜行シリーズ』最新作!

という話題の『今昔百鬼拾遺』なのですが、

残念ながらスピンオフ的な作品です。

4月24日発売  『今昔百鬼拾遺 鬼

5月24日発売予定『今昔百鬼拾遺 河童

6月26日発売予定『今昔百鬼拾遺 天狗

このシリーズでは、

京極堂こと中禅寺秋彦

中禅寺敦子が主人公です。

『今昔百鬼拾遺 鬼』

内容

 

「先祖代代、片倉の女は殺される定めだとか。

しかも斬り殺されるんだという話でした」

昭和29年3月、駒沢野球場周辺で発生した

連続通り魔・「昭和の辻斬り事件」。

七人目の被害者・片倉ハル子は

自らの死を予見するような発言をしていた。

ハル子の友人・呉美由紀から相談を受けた

「稀譚月報」記者・中禅寺敦子は、

怪異と見える事件に不審を覚え解明に乗り出す。

百鬼夜行シリーズ最新作。

講談社公式サイトより)

 

 

 

bookclub.kodansha.co.jp

喜び勇んで読んだ感想

前回の記事で書いたのですが、

新しくあれこれ活動していたので、

そちらに気を取られ、

うっかり連休明けに購入しました。

もう、スピンオフとは言え、

久々の新作に、わくわくしながら読みました。

が、正直、肩透かしをくらったように感じました

期待し過ぎだったのでしょうか?

最初からなんとなく展開がみえたのもそうだし、

いつもの薀蓄、情報の洪水が押し寄せず、

どうにも物足りない。

あれがないと、私としてはがっかりなんですよねぇ。

厚みがあってこその『百鬼夜行シリーズ』

今回は、

京極夏彦作品中、最薄!」

などと宣伝もされ、

最初から一般的な文庫サイズです。

(ちなみに『鬼』のページ数は259ページ

それぞれ違う出版社からの発売なんですね。

・第1弾は講談社

・第2弾は角川

・第3弾は新潮

色々な大人の事情で仕方ないのでしょうが、

やはり、これじゃない感が。

私も、携帯読みように、

分冊文庫版も所持していますが、

やはり、持つのがつらい、凶器になりそうな、

あの分厚さがあってこそ

なんか満足してしまうわけで。

全作品を1冊にまとめて出してくれて、

それをいっきに読んだら、

これ程いまいち感なかったのかも知れません。

5月24日第2弾『河童』発売

とは言え、読みます、本日発売の第2弾も。

今回は発売日にしっかり入手予定です。

 

 

昭和29年、夏。
複雑に蛇行する夷隅川水系に、

次々と奇妙な水死体が浮かんだ。
3体目発見の報せを受けた科学雑誌「稀譚月報」の

記者・中禅寺敦子は、

薔薇十字探偵社の益田が調査中の

模造宝石事件との関連を探るべく現地に向かった。
第一発見者の女学生・呉美由紀、

妖怪研究家・多々良勝五郎らと共に

怪事件の謎に迫るが――。
山奥を流れる、美しく澄んだ川で巻き起こった

惨劇と悲劇の真相とは。

(角川公式サイトより)

 

 

www.kadokawa.co.jp

今回はどんなでしょうかねぇ…