教室で落語？！ 落語で知る江戸っ子の楽しみ（２０１９年２月１８日朝日カルチャーセンター新宿）
落語会は、大小様々な会場で開催されています。
レストラン、温泉、豪華クルーズ等々。
今回、カルチャーセンターで行われた会に行って来ました。
教室で落語会、ちょっと不思議ですよね。
様々な場所で演じられる落語
大きなホール開催ですとポスター等の宣伝もあるので、
落語に興味の無い方でも目にする事が多いかと思います。
噺家さんが良く仰る事なのですが
「身一つあればどこででも出来るのが落語」
この言葉通り、
落語会が、かなり色々な場所で行われているのは、
あまり知られていないのではないでしょうか。
ディナーショー落語
例えば、レストランやカフェ、料理屋さん。
有名ホテルのレストランもあれば、
こじんまりした喫茶店なんかもあります。
御飯やドリンクがセットのチケットで、
歌手で言えば、ディナーショーみたいな感じの場合も。
美味しいお食事やお酒を呑みながら、
噺を聞けるなんて、至福の時間を過ごせそうですね。
お寺落語・温泉落語
又、お寺、温泉なんかでも開催されています。
お寺に関しては、全国各地で開催されているので、
もしかするとお住いの近くでもあるかも知れません。
以前、勤務先近くの小さいお寺でのチラシを、
地元町内会の掲示板で目にした事があります。
温泉の有名どころですと、草津でしょうか。
「温泉らくご」と言って、こちらは毎日開催されています。
私もいつか是非行ってみたいと思っています。
船上でクルーズ落語
更に、最近流行のクルーズ旅行なんかでも、
様々なショーの一つとして落語が用意されており、
噺家さんが乗船していたりします。
知り合いで船旅をされた方も、
せっかくだからと聞いてみたらしく、
なんて噺かわからなかったけれど楽しかったわ、
と仰っていました。
ちなみに、気になってどんな噺か尋ねたところ、
お菊さんが出て来てアイドルに…との事だったので、
『お菊の皿』ですねと。
又、私の好きな柳家権太楼師匠も、
数年前に世界一周クルーズのお仕事をされたようで、
良くお話されていますね。
カルチャーセンター落語
『落語で知る江戸っ子の楽しみ』
で、私が今回行ってきたのは、
新宿の朝日カルチャーセンターで開催された、
柳家三三師匠の落語会講座、
『落語で知る江戸っ子の楽しみ』
こちらは、３か月に２回位のペースで開催されており、
数年前から都合が合う時は足を運んでおります。
時間は１時間半で、落語２、３席が聞けます。
ちょっとシュールな教室落語
もう何度か見ているのでだいぶ慣れたのですが、
・場所＝カルチャーセンターの普通教室
・客席＝教室の机と椅子
・高座＝教卓を緋毛氈で覆った上に座布団
この光景って、ちょっとシュールなものです。
すみません、写真センス０なもんで、
わかりにくいと思うのですが、
画像下部の木目が机、
画像上部の白い面は、ホワイトボードです。
で、赤い布に包まれてるのは教卓で、
横に段が用意されているようで、
そこで草履を脱いで師匠がお上がりになってます。
大体１００名位は入れる教室でしょうかね、
いつも大方の席は埋まっていますが、
寄席以上に間近で噺が聞けます。
右端に見知らぬ方の手が写り込んでいる（汗）
そして、小さな何か。
どなたか存じ上げない方はこちらを撮っています。
本日の演目です。
講座終了後、毎回貼りだされます。
こちら毎回、三三師匠の直筆です。
いつも、すごくイメージ通りの字だなぁと思います。
間近で聞ける贅沢な時間
三三師匠だけでなく、
カルチャーセンターで講座を
持ってらっしゃる噺家さんはいらっしゃいます。
他の方のを受講したことはないのですが、
落語のみを間近でたっぷり聞ける、
三三師匠の講座はひどく贅沢な時間だなと感じています。
